あーもう本当にイヤッ　このわきのニオイ 私がわきがだと気付き始めたのは小学校5年生の頃です。 当時同じクラスだった男の子たちに「渡辺さん、なんか変な臭いがする…」 と噂されているのを知り、深く傷ついたのを覚えています。 中学生になる頃には学校に行くのも嫌になり不登校まではいきませんでしたが、 週に3日以上休むようになりました。 お父さんがわきがなので 「お父さんのせいで私の人生めちゃくちゃよ！」 と言ったっきり口を聞かなくなったのを覚えています。 あの時のお父さんの悲しそうな顔は忘れられません。 まだ小さかった弟には「お姉ちゃんとパパだけタマネギの臭いがする〜」 と言われとても傷つきました。 お母さんもつらかったと思いますが励まし続けてくれました。 社会人になってからは 通勤ラッシュは避け、会社のエレベーターも 極力使わず階段で昇り降りしてました。 同僚のひそひそ話は自分の事を言われているんじゃないかと疑心暗鬼になり、 コミュニケーションがうまくいかず何度も何度も会社を転職した挙句、 会社に行けない状態になりほとんど引き篭もり状態になってしまいました。 ・朝ワキにデオドラントをつける ・汗をかいた時のためにウエットティッシュを常に携帯 ・日中「ニオイしてるかな？」と常にビクビク ・ちょくちょくスプレーを付け ・自分のニオイをチェックしつつ周りの人の動きを気にし ・帰宅して着替える時に自分のニオイにうんざり ・シャワーを浴びながらゴシゴシ ・そして明日も… こんな毎日で大袈裟と思われるかもしれませんが、この時私はうつ病になるほど深い悩みでした。 （実際に池袋のメンタルクリニックに通っていました） 「生まれ変わる。」ような感覚に感激 ある日、悩みを知っている医療関連の友人からラポマインを薦められたんです。 これまで色々なデオドラントを試して満足のいくものはなかったので期待はしていなかったのですが・・・。 「あれ・・・？」 思い返してみれば、この時点ではまだ他人に近寄られたら気付かれるレベルの臭いだったのだと思いますが、 自分でも嫌になるくらい過剰に意識することは少なくなりました。 それから使い続けるうちにさらに臭いは気にならなくなり、実際に臭気判定士の方や皮膚科の先生に違いがあるか相談した所、 明らかに臭いが抑えられているとおっしゃって頂きました。 その瞬間、 心にまとわりついていた重りがはずれ、自分がまるで 生まれ変わったような今までに体験した事のない安心感に包まれました。 当然臭いの根本的な解決ではありませんが、 それでもこの時をきっかけに性格が明るくなったのが自分でもわかり人間関係が良好になっていきました。

２度手術しても治らなかった 私は父も母も腋臭で当然わたしも幼いころより母親が私を抱くのをためらう程、 臭いが出始めていたらしいです。 思春期になる頃には全身から あの独特の臭いを発するようになりました。 21歳の誕生日を迎え、これまで溜まった精神的ストレスが遂に限界に達し、 恐くて恐くてたまらなかった手術を行う事にしました。 目視でやるので汗腺のとりのこしがなく、 かつ再発はないといわれている方法と先生に言われ信用していたのですが、 残念な事に失敗しました。そして、25歳に2度目の手術を受けました。 両方とも剪除法です。 が…結果、大失敗。 大して変わらなかったどころか酷い傷が残っただけでなく 体臭も含め悪化したように感じました。 インターネットで「わきが　手術　失敗」などで画像検索するとかなりゾッとするような術後失敗写真が出来てきますが、 私の術後の傷跡はこの中でも比較にならないくらい酷い状態です。それなのに 臭いは相変わらず…当時25歳だった私は言葉では現しきれない 想像を超えた空虚感に襲われました。 しばらくの間立ち直れず、家から出ない生活が続きました。 傷跡は一生残りますが、今では理解してくれる主人と出会えて幸せに暮らしています。 手術でうまくいっている人もたくさんいらっしゃるので完全に否定するわけではありませんが、 私のような失敗例で後悔している人もたくさんいるのも事実です。